無線ユーザー向け啓発活動
不法無線局から発射される電波は、警察・消防無線など国民の人命・財産を守るために大切な役割を果たしている無線通信や私たちの生活に欠かせないテレビ・ラジオなどに様々な混信・妨害を発生させています。
これら不法無線局の多くが、残念ながらトラックやダンプカー等の車両に設置されており、幹線道路沿線の地域住民の方々や合法的に無線機を活用されている方々に多大な迷惑をかけているのが現状です。
そこで当局は、公共工事発注者と協力し、次の施策を実施しています。
- (1)工事発注にあたっての仕様書等に電波法遵守の条文を入れていただきました。
- (例)請負者は電波法令を遵守し、不法無線局を搭載した車両を使用してはならない。
- (例)不法無線局を設置した車両は、工事現場周辺他で電波障害を引き起こすため、請負者は電波法令を遵守すること。なお、請負者は、地方総合通信局から協力要請があったときは、これに協力すること。
- (2)工事現場で車両運転手に対し、電波法遵守についての広報活動を行う。
- (3)工事現場に「不法無線使用禁止」の看板を掲出する。
- (4) 現場責任者が出席する研修会に出席し、不法無線局の排除について講演する。

自分では不法無線局という自覚はなくとも、
- 前から車に付いていた無線機を便利なので使っていた。
- 知人から無線機を譲り受けたが、新たに免許が必要なことを知らずに使っていた。
- 免許有効期限を経過したのを失念していた。
の理由により会社または本人が不法無線局開設の罪に問われることがあります。
当局では運送業界や車両運転手に注意を喚起し未然に防止するため、次の施策を実施しています。
(1)管内各県トラック協会・ダンプカー協会・建設業協会・採石業協会にリーフレットを配布する。
(2)電波利用保護旬間用ポスターをトラックステーション、道の駅、高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、運転免許センター、自動車教習所等に送付し、掲示依頼を行う。
狩猟者に対する周知・啓発活動
11月〜3月にかけ行われる狩猟時期に、免許を取らずにアマチュア無線を運用している狩猟者がいるという申告が当局に多く寄せられています。
狩猟者の方々に対しチラシを配布し、電波のルールに関する周知・啓発に努めています。
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